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世の中に見切りをつけた金持ちの為の安楽死施設。

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/22(木) 08:43:53.42
世の中に見切りをつけた金持ちの為の安楽死施設。
「満ち足りた穏やかな気持ちで最期を迎えられます」という言葉に
引き寄せられて、金なんかもう要らない人間関係がほとほといやに
なったという一人の男が入所してきた。

入所してみると同じ厭世的な金持ちの社交場のようなものだった。
ただ仕事の話をする者など誰もいない。そんな毎日を過ごしている
うちにやがてその男は同じ境遇の美しい女性と懇意になった。
毎晩夕食をともにしているうちに、だんだんその女性に惹かれてい
き、ある夕食のときに思いきって打ち明けた。
「私は世の中がほとほといやになり死ぬつもりで、ここにきました
が、今は違います。貴方とならもう一度明るい希望をもってやり直
せるような気がします。もし貴方さえよろしければ明朝ここを一緒
に出ませんか?なあにここだって殺人が目的ではないから払い込ん
だ入会金さえ諦めれば殺す手間が省けたと喜んで了解してくれるで
しょう。」
「まあ、私もそう思っていたところです。例え一文無しでここを
出ても二人で働けばお金なんてなんとでもなりますよね。じゃあ
二人の新しい出発を祝って乾杯しましょう」

男は食事も終え明日からの新しい生活に希望で胸を膨らませながら
満ち足りた穏やかな気持ちで眠りに就いた。



「所長、私のお客様の決心がついたようです。今は穏やかな気持ち
でお休みです。念のためにワインに入れた睡眠薬も効いているので
お目覚めになっていることはないはずです。」
「ご苦労。設備担当、彼女のお客様の部屋に今晩ガスを入れてくれ。」
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